今回は書籍の紹介です。第1回目の書籍紹介ですのでかなり悩みましたが、自分のPT人生で影響の大きかったこの1冊を紹介しようと思います。
動作分析 臨床活用講座 バイオメカニクスに基づく臨床推論の実践
本書は基本動作・歩行動作に関してのバイブル的な本です。全ページカラーでイラストや写真も多く、臨床に対応した内容であり、お勧めしたい1冊です。著者は石井真一郎先生です。
動作分析臨床活用講座〜 バイオメカニクスに基づく臨床推論の実践
メジカルビュー社
石井慎一郎
価格:6,160円(本体5,600円+税)
発売日:2013年09月
患者の評価で重要な動作分析に特化しており、姿勢制御から始まり、「寝返り動作」「起き上がり動作」「起立・着座動作」「歩行」と分かれており、それぞれの評価からその評価の情報をもとに動作障害の要因を探る臨床推論についても記載されています。
2013年発行と少し前の書籍ですが、私の臨床2年目か3年目の時にこの本と出会い、とても影響を受けました。どうしても本を買って満足してしまいがちですが、当時の私は参考書などを1冊しっかり読んだことがありませんでしたが、この本はPT(理学療法士)になって最後までしっかり読んだ本でしたので、みなさんにもぜひ読んでいただきたいです。
また、石井慎一郎先生は数年後の2021年にこの本での動作分析を踏まえて、どう治療するのかを解説した本も出版されていますのでこれもぜひ一緒に一読ください。